2012年8月1日

【日本語教師養成講座】中上級実習スタート

7月21日(土)、日本語教師養成講座では中上級の実習が始まりました。
この日は、6名の受講生さん達が1人15分の短い実習を行いました。

実習の為に、“学習者”役として外国の方(モデルスチューデント)にご協力いただいております。

4名(3人目から)の実習の様子をご紹介します。(最初2人目までは見学を逃してしまった…orz)

* * * * * * *

こちらは、すみません、○○を使わせていただいても、よろしいですか?という丁寧な日本語についての学習です。(○○には名詞が入ります。)

○○にいろんな名詞を入れて、『すみません、○○を・・・』と音読します。
そして言いながら実際に○○(ペンとかタオルとか電子辞書とかetc.)の貸し借りも行ってみます。
先生(受講生)が常に笑顔で優しく授業を行っていたのが印象的です。

「何かを使わせてもらいたい時には、『すみません、○○を使わせていただいても、よろしいですか?』と言うといいですよ。是非使ってみてください。」と先生(受講生)からの締めの一言で模擬授業が終わりました。

前々からの疑問なのですが。(・з・)
外国語にも日本の敬語みたいな丁寧な表現ってあるのでしょうか?
(吹替え版の映画とかで敬語を聞く度疑問に思うのです。敬語のない国の人だったら、日本語って相当難しいんだろうなー)

* * * * * * *

続きまして。
模擬授業が始まって早々、まさかのギター演奏が!

弾き語るはあの名曲『上を向いて歩こう』。しかも激ウマ。(・∀・)

演奏が終わると、『上を向いて歩こう』についての解説が。
「『上を向いて歩こう』はメロディもさることながら、歌詞もすばらしいです。」
そこから、『〈Aもさることながら、Bの使い方の講義に入っていきます。(〈A〉・〈B〉には名詞が入ります。)

〈A〉や〈B〉に名詞を入れていきながら、どんな場面、どんな場合に使うのかを説明します。
〈1〉ある1つのことについて良いところを2つ言う。
例:「この料理は味もさることながら、見た目すばらしいです。」
〈2〉目標に対して、必要なことを2つ言う。
例:「ダイエットを成功する為には食べる量を減らすこともさることながら、運動すること大切だ。」
話し言葉というより書き言葉で、日常会話よりもニュースで聞く言葉(とはいえ、会話で話すのに使ってもいい)という補足もつきました。

この後。
先生(受講生)から予め配布されていた『〈A〉もさることながら、〈B〉も』の例文を作る問題を学習者に答えてもらい、問題の一部分をお1人ずつ発表してもらいました。
残りの問題は宿題にして――授業は終了しました。

* * * * * * *

更に続きまして。
次の先生(受講生)は、なんと中国語での挨拶から入りました!
学習者の心をガッツリ掴んだところで、〜にひきかえという日本語の講義が始まります。

ホワイトボードの左側には、授業の例文に出てくる単語の中国語が掲示してあります。
『〈__〉にひきかえ、〈__〉。』の、〈__〉にはそれぞれどのような言葉が入るか、等の説明がされていきます。
例1:「おとなしい姉にひきかえ、妹は活発だ。」
例2:「兄は努力家なのにひきかえ、弟は怠け者だ。」
例3:「我が家では、父が頑固なのにひきかえ、母はとても考え方がやわらかい。」


その後、先生(受講生)から配布された問題を学習者に答えてもらいました。
とても丁寧で落ち着いた授業が進んでいました。
話し方等もかなりスムーズでしたので先生(受講生)に尋ねてみたところ、講師経験がおありだそうで。
さすが成程やっぱりー。(^□^)

* * * * * * *

更に更に続きまして。この日最後の模擬授業。
●●つつあるという日本語についての講義です。

例1:「景気は徐々に回復しつつある。」
例2:「日本の人口は徐々に減りつつある。」
例3:「洗濯物が乾きつつある。」

日本の少子化が進むと30年後には人口が2千万人減って1億人くらいになる。――と時事問題をまじえつつ、『●●つつある』について説明が続きます。
私も少子化を進めている1人。うぅ、耳が痛いぃ。(´Д`;)

●●には、動詞の変化形「マス形」の、マスを取ったものが入ります。
※マス形⇒「回復します」「減ります」「乾きます」
変化の最中を表し、「だんだん●●している」という意味を持ちます。

この後、先生(受講生)から配布された問題を学習者が答えていきます。
学習者がちょっと間違えていたら、先生(受講生)も一緒に正しい使い方を探していきます。

* * * * * * *

6名全員の模擬授業が終わった後。
先生(受講生)と学習者(モデルスチューデント)による質問会が行われました。

次回の実習では、時間も長い本格的な模擬授業に入るので、円滑に授業を進める為にモデルスチューデントとお話をしておくのです。

質問したり、逆に質問されたり。
ニックネームや趣味、日本に来た理由等を聞いて、そこから話を広げて、日本についてや中国についての話題で盛り上がりました。
例えば、バスケットボールの話が出たら「スラムダンク知ってる?」と聞いたり、乗馬が趣味という話が出たら「熊本では馬を食べるけど、他の都道府県では食べない」等々。

因みに、講師の西鶴淳一先生も馬は食べないそうです。
(馬刺しとか馬スジ煮込みとか美味しいのになぁ――と思う私は肥後の人。)

* * * * * * *

海外、特にアジアでは日本語学習者が増えています。
外国人に日本語を教える「日本語教師」というお仕事に興味のある方は、是非ヒューマンアカデミー熊本校までご相談下さい。
日本語教師としての指導技術や基礎理論の習得は勿論のこと、検定試験対策講座もあるヒューマンアカデミーですので、日本語教師の資格取得まで全力でサポート致します。

▼日本語教師養成講座に関するお問い合わせはこちら▼
  フリーダイヤル 0120−15−4149


aakum200 at 09:00│ Comments(0)TrackBack(0)