2013年3月23日
【日本語教師養成講座】初級実習であげたりもらったり。
ヒューマンアカデミー熊本校の日本語教師養成講座では、
外国人の方をモデルスチューデントを(学習者として)招いて
初級実習が行われました。
持ち時間1人40分、受講生が教師となり模擬授業を行います。

こちらの実習を見学させていただきました。ヽ(*´∀`*)ノ

熊本校の日本語教師養成講座担当・與縄友子先生が
後方の席から模擬授業をチェックしているのでありますよ。

▼以下、模擬授業での「先生」は受講生さんのこと▼

<あげます もらいます>
「あげます もらいます」の使い方を学習します。

【ホワイトボードを使って先生が教えます】
「バナナをあげます。バナナをもらいます。」
「はなこさんにあげます。たろうさんにもらいます。」
「はなこさんにバナナをあげます。たろうさんにバナナをもらいます。」
何をあげるのか何をもらうのか、誰にあげるのか誰からもらうのか、
ホワイトボードや手作り教材を活用しながら解りやすく教えています。

先生が用意している例題となる単語(バナナ等)を用いて、
さまざまな「あげます」「もらいます」の文章を声に出して練習します。
先生と学習者で、それから同じ学習者同士で練習します。
【先生と学習者とで練習】
「私はZさんにコーヒーをあげます。」「私は先生にコーヒーをもらいます。」
「私は先生にチョコレートをあげます。」「私はJさんにチョコレートをもらいます。」
【学習者同士で練習】
「私はSさんにパンをあげます。」「私はNさんにパンをもらいます。」
【相手の組のやりとりを見て】
「SさんはNさんにケーキをあげます。」「NさんはSさんにケーキをもらいます。」

続いて、違う言葉も学習しました。
嗚呼、はなこ嬢がどうやらすごく困っているのだよ。

<かします かります>
「貸します 借ります」の使い方を学習します。
【ホワイトボードを使って先生が教えます】
「カサを貸します。カサを借ります。」
「はなこさんに貸します。たろうさんに借ります。」
「はなこさんにカサを貸します。たろうさんにカサを借ります。」

【先生と学習者とで練習】
「私はNさんにノートを貸します。」「私は先生にノートを借ります。」
「私は先生に消しゴムを貸します。」「私はSさんに消しゴムを借ります。」
【学習者同士で練習】
「私はZさんにハサミを貸します。」「私はJさんにハサミを借ります。」
【相手の組のやりとりを見て】
「ZさんはJさんにボールを貸します。」「JさんはZさんにボールを借ります。」
こんなふうに、いくつもの単語で用例文を作っては復唱しました。
実際は、上記以外の他にもいろんな単語で練習したんですよ。


授業(実習)時間も残り僅かになってきたところで、
先生の作った問題プリントが学習者に配られます。
※他の受講生&與縄先生にも配られています。

今習ったばかりの日本語の問題を解いています。
時には先生に助けてもらいつつも答えを書いています。

解いたら、学習者のみなさんから解答を発表していただきます。
具体例をたくさん出して繰り返し練習することで、
「あげます」「もらいます」「貸します」「借ります」の使い方が
覚えられた授業でした。

私、「あげます」とかっていつどうやって覚えたんだっけ?
こんなふうに丁寧に教わった記憶はないのだけれど。
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授業に興味のある方は、まずは授業見学してみませんか?


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