2009/08/25
夏休みの仕事『キャンパスツアー』

上田 英男さん
アメリカ(ニューヨーク州)留学中
Elmira College(エルマイラ・カレッジ)
経済学専攻&司法警察副専攻
バックナンバー 2008年:2/24 2009年: 4/23久しぶりのブログです。
夏休み中は大学で働いています!
仕事しているところはAdmission Officeに所属している Gold Key Society (GK) っていう部署で平たく言えば、学校見学に来る人をもてなしたり、校内見学ツアーのガイドをしてます。
僕の学校ではメンバーになるのは凄く難しいです。一次の書類審査での倍率は毎年10倍以上で、面接&プレゼンテーションの2次試験があります。2次審査に通ると仮メンバーとしてトレーニングを受けます。内容は言葉使い、ツアーの仕方、学校について、オフィスでの仕事など覚えることがたくさんで最後にFinal Tour といって職員相手にキャンパスツアーをします。合格すると晴れてメンバーになることができます。
お給料をもらっているので責任も重く、メンバーになった後も仕事や会議に遅刻&(または)欠勤3回でクビっていうかなり厳しい環境です。この厳しさのおかげでElmira Collegeの学校見学のプログラムは質においてかなりレベルが高いと評判です。そしてGKに所属するメンバーは校内でかなりステータスが高くなります。
ツアーは平日3回(9・13・15時)合って、ガイドは約15〜20分前に出勤です。

↑ここがAdmissionのあるHamilton Hallです。
着いたらまず、休憩所に荷物を置いて、制服汚れてないかとか軽く身だしなみをチェックします。

↑休憩所&キッチンです。
そのあと、向かいのオフィスにあるガイド用の鍵を取ります。僕はツアー中に鍵を落したりしたくないので、いつも紐に付けています。

↑個人が持っている紫のピンを抜くとツアー用の白いピンが抜けます。

↑紐につけてズボンとかにとめておくと、落としたりなくしたりしないから重宝してます。
そのあとはラウンジに出て、秘書と話したり、パソコンに座ったりして、見学の家族が来るのを待ちます。待っている時間は、みんなで週末の話とか旅行の話する雑談がかなり楽しいです。
↑オフィス入口は入ったところにある秘書のデスクです。

↑GK用のデスクです。 ↑ラウンジの一角です。
↑カウンセラー(職員)のオフィスなどがあります。
だいたい10分くらい前に来る家族が多いかな。事情があって10分遅れる家族もいますし、いつ来るか緊張です。家族が来るとソファに案内したり、学校のパンフレット見てもらったり、必要な書類を記入してもらいます。
↑ここでツアーの時間まで待ってもらいます。
↑パンフレット立ち読みしている人もいます。
ガイドは家族に挨拶して、飲み物を運びます。コーヒー・水・ソーダ・ジュースと一通りそろっています。この辺は喫茶店のウェイター&ウェイトレスみたいな感じでしょうか。

↑飲み物が入っている冷蔵庫です。
大切な仕事の一つに、『相手を退屈させない』というのがあります。とにかく家族と一緒に座ってできるだけ会話をします。どこから来たのかとか、趣味とか、興味ある専攻とか、とにかく一般的な質問をして、その会話の中からどんどん掘り下げていく感じです。ここではかなりの観察力&会話力が要求されます。時間が来ると出発します。ここでも、臨機応変に水を配ったり、雨なら傘を出したりと意外と忙しいです。
↑オフィスの入口から出発です。
学校は町中なので特に入口がないです。だからこの形だけの門をくぐったところからツアーがスタートします。
↑ここから正式に“ガイド”が始まります。
写真の門をくぐって数メートル進んでところでいったん止まり、歓迎のあいさつと自己紹介をします。最近ここが一番重要なところだって気づきました。この数分の間に“いかに打ち解けるか”が鍵です。ここで笑いが起きるとこの後のツアーもそのノリで進むことが多いようです。ガイドみんなそれぞれ持ちネタがあります。
この後は小さいキャンパスを1時間15分から1時間45分かけてツアーします。自分ひとりで助けがいないので、このときはかなりの緊張です。基本的に9人以内(1〜3家族)の小規模なツアーが原則なので、どんどん質問がきます。勉強や寮などの答えやすい質問から、校内の歴史や、システムなど踏み込んだもの、そして僕の進路や恋愛についてのプライベートな質問まで遠慮もなく聞いてきます。正直、なかなか日本ではない経験です。見学している人はそれだけ真剣なので、僕もできるだけ誠意をもって本音で話しするように心がけています。打ち解けつつも、自分は丁寧な言葉使いを保ちつつとかなり難易度が高いです。
↑ツアーで最後にストップする場所です(女子寮のラウンジです)。
なんやかんやでツアーが終わると、自分の名刺を渡します。そのあと、家族は帰ったり、そのまま職員と話したり、面接を受けたりします。僕は書類整理をしたり、片づけをしたりと。最後に来てくれた家族にお礼の手紙を書きます。まずは下書きをして、そのあと文法や単語を直していき、清書します。
ツアーが終わってだいたい15分くらいで、すべての業務を終えてその日の仕事は終了です。まだこの仕事をはじめて日が浅いけど、随分と要領がつかめた気がします。なかなか味わえない緊張や他人の進路選択に影響する責任の重大さは、自分を成長させるのにとても大事だと思います。机に座って仕事したり、プレートにのせたコーヒーを運んだり、約90分もひたすら喋り続けたり、この仕事を通してたくさんのことを学んでいます。日本で過ごす夏も楽しいけれど、こうやってアメリカでお金を稼ぎつつ仕事をして、たくさん経験できるのは留学している醍醐味の一つかなって思います。










《HIUCハイスクール》