2008/11/24

ファンデーションコースで学んだ事★☆



中山 実佳さん
イギリス在住
オックスフォードブルックス大学(2008年9月卒業)
English Studies
English Language and Linguistics専攻


みなさん、こんにちは!前回はイギリスの大学進学を決めた理由について書きましたが、今回は『実際にイギリスの大学に入る前に留学生が通らなければならない道、ファンデーションコースについて』ご紹介します。

私がそのコースを受けたのは4年も前の事なので、今回気合いを入れて思い出したいと思います() ! 日本の大学にはないシステムなので、イギリスの大学に興味のある方はファンデーションコースと聞くと「??」という感じかもしれませんが、簡単に言うと、学部入学に備えて色々な専門分野に通じる教科を広く浅く学ぶ教養課程のようなものです。「広く浅く」と言っても、ファンデーションで取った成績は学部に入る時の選考基準になりますし、もしこのコースで1つでも科目を落とすとスムーズに大学に入れないということもあるので、実際に大学にいる気持ちで取り組まなければなりません。

私はOxford Brookes Universityでファンデーションを受け、そのままその大学に入学したのですが、必ずしもファンデーションを受けた大学に入らなければならないということはなく、ファンデーション終了後、他の大学に出願する事もできます。でもどこの大学に申請するにしてもファンデーションの成績が必要不可欠になってくる、というわけです。

イギリスの大学では学部入学後は全く教養科目がなく、3年間ずっと自分の専門分野を学ぶため、個人的にはファンデーションで受けた自分の興味分野以外の勉強は楽しいものでした。私の学部には全くと言っていい程アジア人がいなかったのですが、ファンデーション時代は日本人や中国人、タイ人などのアジア人の学生が多く、その他イギリス以外のヨーロッパの学生やアフリカの学生もちらほらいて、色んな国の人と友達になる良い機会でした。また、学部に入るとほとんどの場合、周りの学生はみなイギリス人になるので、考え方などもイギリス式にシフトしていかなければいけません。しかし、ファンデーション時代は色んな国の学生がいるので考え方も多種多様で、授業を受けながら色んな文化に触れられるという面白みもあります。でも、グループプレゼンテーションの準備の時、そんな文化の違いのせいでメンバー内で言い争いが起こってしまい、オロオロしてしまった思い出もあります(笑)。イギリスにいながら、イギリスの事だけではなく他の国の事もたくさん学べる良い機会になるかと思います。

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           ♪♪各国のランチ会♪♪
      みんな1品ずつ持ち寄ったので結構すごい量です☆

私がファンデーションを受けた際は
1年間で7つの単位を取ったのですが、中でも面白かったのがInter-cultural Communicationという科目で、文化に関して毎週違うトピックに関してクラスで意見を交換し合ったり、出身国の異なる学生同士で自国の文化を紹介したりディスカッションしたりするものでした。最後の授業の時にはInternational Lunch↑というものが催され、自分の国の伝統料理を持ち寄って、クラスメートみんなで各国の料理を堪能したりもしました!

その他には、Preparation for University Studiesという、言わば英語の授業も必須であったのですが、ここではHIUCで鍛えられたライティング力とプレゼンテーション能力がものすごく役に立ちました。授業では、イギリスの地元のBBBed & Breakfast)↓を取材して、それに関してのプレゼンをするという課題がありました。大学の近くの可愛らしいBBBed & Breakfast)を訪れて、そこの奥さんにインタビューをしたり、イギリスらしい家具にあふれる部屋を見せてもらったりもしました。

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         ★取材に行ったBBのダイニング★
          イギリスらしい家具が可愛い!

また、
Modern British Cinema and Societyという科目もあり、何十年も前から現代に至るまで、色んな時代やジャンルのイギリス映画を毎週鑑賞し、それに関してディスカッションしたりエッセイを書くという授業もありました。異文化を学べる授業だけでなく、こうして授業を通してイギリスにどっぷり浸かれる機会もあります。

ここまで読むと、なんだか余興が入りつつ•••の授業内容に思われるかもしれませんが、余興抜きで本気で(?)取り組まなければならなかったのがFoundation Projectという科目でした。この科目で完成させるエッセイは「ファンデーションを卒業するための卒論」のようなもので、自分の選んだトピックに関してとことんリサーチをし、自分のpersonal tutor(担当の先生が1人に1人ずつ付きます)と話し合いを重ねて、最終的に3,000字のエッセイを完成させなければなりませんでした。学部に入ると1回のエッセイの字数が3,000ほどありますし、実際の卒論では10,000字も書かなくてはいけません。当時は3,000字も書くのが初めてだったのですごく大変でした。でも書き上げた後の達成感と自信は今でも忘れられません。その他には、メディアITなどの単位も取りましたし、実際の学部授業から1単位取る事もできたりと、ファンデーションで取った科目は全て学部入学前の良い準備になりました

ファンデーションコースに関してよく分かっていただけたでしょうか?
次回は『実際に学部入学した後の、私の専門分野の
3年間について』書きたいと思います。お楽しみに゜+.ヽ(*´∀`*)ノ゜+.



aahiuc400 at 12:00│Comments(0)TrackBack(0)